映画館で映画なんて、ひっさびさに観たよー。
いつぶり?… 「モテキ」以来かも。
観ようと思った動機も結構いい加減。
本当は「わたしのマーガレット展」行こうと思ったんだけど、
今のマーガレット全然わかんないし(昔もわかんないけど)、
見たいのは「Kissxxx」と「BRONZE~」の原画だけだし、
同じ1800円出すなら、…
以前、映画館の前を通ったとき、ポスターを見て、
ヤヴェ、イケメンの映画だ…!!
て、機会があれば見たいなぁーとは思ったけど、
実際見ないだろうなぁーとも思ってて、
好きな作家さんがブログで「見たよー」って言ってたから、
あ、そういえば見たかったんだよなーって、
見ることにしました。
「イヴ・サン=ローラン」。
https://www.youtube.com/watch?v=yphaEL1JGls
モードの帝王と呼ばれた、デザイナーのイヴ・サン=ローランと、
公私共にパートナーだったピエール・ベルジェと、
YSLというブランドの物語。
主演のピエール・ニネが、ただただ美しかった。
アトリエでの白衣姿、初のショーでぎこちなく笑う顔、
クライマックスのカーテンコール、…
ため息が出ちゃうほど。
イヴ・サン=ローランの映画はもう何本か作られているらしいのだけど、
初の財団公認作品。
イヴのアトリエも、衣装も、全て貸し出されたとのこと。
さらには、ショーの裏側のシーンでは、ピエール・ベルジェ本人が来てくれて、
指導をしてくれたとのこと。
ピエール・ベルジェは、イヴの才能はもちろん、
本当にイヴを愛していたのだなぁー。
破局をしたとWikiには載っていたけれど、
二人はイヴの引退までずっとチームを組んでコレクションを発表し続けていたし、
亡くなる直前にパートナー申請をしていたというので、
イヴにとっても、ピエール・ベルジェにとっても、
“生涯の男”だったんだろうな。
衣装は本当に素晴らしくて、
クライマックスのショーのシーンでは、一人で泣いていた。
(映画館の誰も泣いてないのに、一人でグスグスしてた…・凹)
美しくて、ゴージャスで、圧巻!!圧倒!!されて、
感動してしまった。
ショーの最後のモデルがランウェイに出て行って、
みんながその美しさに感動してる中、
結局やっぱり、イヴがその感動を一番分かち合いたかったのは、
愛人ではなく、ピエール・ベルジェだったのかなぁー、と。
自然に、イヴの肩に手を回したピエール・ベルジェと、
その手にキスをしたイヴ。
ラストシーンも、一人でグスグスしてた。
最初から最後まで、
ピエール・ニネが美しい映画だった。
ピエール・ニネが、あまりにもイヴだったから、
ピエール・ベルジェは映画を見て、動揺した、と言っていた。
ニネも、ずいぶんこだわりを持って演ったらしいから、
ベルジェの言葉はうれしかったんじゃなかろうか。
というか、イヴ本人もこんなに繊細でハリネズミみたいだったのか…
イヴ・サン=ローランは、
現在、元・ディオール・オムでディレクターをしていた、
エディ・スリマンという才能の塊がメインでやっている。
ディオール卒のイヴのメゾンを、
ディオール卒のエディが引き継いでいる。
ただ、エディ、YSLアパレルラインの名前変えやがったからなー。
(サンローラン・パリ)
エディ、好きだけど、敬意もってやってくれよ。
個人的にぐゎッwwwって、前のめりになったのが、
カール・ラガーフェルド御大。
(本人じゃなくて登場人物で)
まだ御大って感じじゃなかったw
しかも、イヴの初のショーを軽くディスってたwww
チョコ食ってるしwww
御大ってそんな感じ?w
休みの日に、早起きして行ってよかった。
素晴らしく美しい映画でした。
本編始まる前に、ピエール・ニネからのメッセージが流れて、
ピエール・ニネとイヴ・サン=ローランのニネのギャップがすごかった。