部屋に入ってくると、清らかな風が吹くような、そんな爽やかな人だった―――
5月11日、霧雨の降る中、よしちゃんの師匠:土方歳三の139年目の命日だったので、お焼香をさせていただきました。
老いも若きも、たくさんの土方ファンが墓前で手を合わせていて、
土方さんの人氣はすげぇなぁ、と思った。
つーか、あそこにいたのって、みんな元新撰組隊士じゃねぇの
(36605はどっちかっつーと海援隊のメンバーなので、新撰組隊士ではないです。)
お墓参りをした後に(半ば強制で・笑)訪れた土方歳三資料館では、
土方さん愛用の和泉守兼定に鳥肌が立った。
…柄の握りが、土方さんが握った形そのまま残っていて、すげぇリアルだった。
豊玉発句集の、多分土方さんが氣に入った句に○をつけているのとか、
誰か、ご親戚の方が宛てた手紙で「としくん」と呼ばれているのは、
ちょっとかわいいなぁ…と思った。
そして、
土方さんっていうのはすげぇなぁ、と思ったのは、
勿論たくさんの人が歳三忌に訪れている、というのもあるのだけど、
榎本武揚の子孫と山南敬助の子孫が一同に会したというところ。
なんか、歴史的な場面に立ち会った氣分になったよ(笑)。
目の前で榎本の子孫と山南の子孫が、土方さんの子孫に紹介されてんだもん。
すげぇなぁ~。
…生きていた、っていうのが信じられないよね。
不思議で仕方ないのだけど、こうやって遺品が残っていたりだとか、子孫がいたりだとか、…
土方さんも36605と同じ人間だったんだなぁ、と思う。
新撰組に、そこまで憧れはない。
むしろ龍馬さんとか勝先生を尊敬する。
だけど、土方さんは別だな。
かっこいいんだもの、生き様とか発言とか。
ラスト・サムライ。
きっと、もう箱館にも、石田寺のあの墓地にも、土方さんはいない。
36605たちが生まれるずっとずっと前に生まれ変わって、またかっこよく生きてるはず。
本人にその記憶はなくても、…平和な世の中に生きていてほしいよね。
そういう話を、よしちゃんとした。