行ってまいりました、医学と芸術展@森美術館♪
最初、告知を見たときはそんなんでもなさそー、と思っていたのだけど、
日曜美術館のアートシーンのコーナーでやってたのを見たら、
God Save our Queen所蔵のレオナルド・ダ・ヴィンチの直筆解剖画や、
デミアン・ハーストの絵が来るっていうんで、
途端におもしろそうってなった。
で、行ったんだけど、
予想以上におもしろかった
昔の手術器具や義足・義手、薬瓶に象牙の人体解剖模型、…
衝撃的だったのは、2週間かけて骸骨をサンドペーパーで摺ったという、
長く白い… あれは壁画、と呼んでいいものか。
(今ネットで調べたら、7メートルもあるんだって。)
一見、マーク・ロスコ調の抽象画にも見えるのだけど、
その“白”が、どのように生み出された色なのか、
ドキュメンタリーのようにカメラが記録していた映像が流れていて、
それを見ていると、アルバン・ザフィラというフィリピンの芸術家が、
本当に骸骨を手に取り、黙々とサンドペーパーに押し付け、
削っていく。
もう一つ、
悲しいのだけど、すごく静粛な氣持ちになれたのが、
ヴェルター・シェルスの「Life Before Death」。
老若男女のモノクロのポートレートなんだけど、
二枚で一対になっている。
一つはカメラ目線、もう一つは目を閉じている。
このポートレートは、死の前と死の直後に撮られたものらしい。
この特別展のテーマは、
【生命(いのち)の愛と未来を探る】なのだけど、
生命あるものはいつか必ず死が訪れる、
【Mement Mori(ラテン語で「自分がいつか死ぬことを忘れるな」)】が根底にあった。
自分の身体を知ること、病氣と戦うこと、老いること、
そして死ぬこと。
穏やかに、恐怖などなく、楽しく見れた展示だったけど、
やっぱりちょいちょい老いを感じる作品を見ると複雑よね。
死は、もう一時期よりは身近じゃなくなったから。
いやー、でも六本木まで行ってよかったわー。
面白かった♪
今月末までやってるので、興味があったら是非ッ☆
でわでわ。ばいちゃー。