本日、今メグと池袋で松本人志初監督作品「大日本人」を見て参りました。
ネタばれ…はないけど、一応隠しときますね、
とにかく最後がすごいッ(笑)
「えッ、これで終わり」ていう。
エンドロールが始まっても、誰一人として席を立たない映画は、初めてです。
誰一人として席を立たない、というか、誰一人として席を立てない。
みんな、エンドロール明けを期待するのに、「えッ、これで終わり」。
あんな終わりをする映画は初めてです。
終わりばかりではなく、内容も、rockin' on社発行の「Cut」で誌上「ひとりごっつ」を見たときの感覚に似ていた。
松ちゃんと高須が誌上で繰り広げる「ひとりごっつ」に、観客が松ちゃんとなってツッコミを入れていく、そんな感じがした。
「えぇえぇ、意味ないやんッ」とか「そこッ」とか、いちいち劇場内でなければ、ツッコんでいたと思う。
そうそう、周りのひとたちは笑っていたけど、36605はどうしても笑えなくて、切なくなったところがひとつあって。
「ごっつええ感じ」のロボット母子コントわかりますか
母親が罪を犯してしまい、子供が施設に入らなければならなくなって、
刑務所に入る前に、最後に、と母親が警察に連れられて施設に行くんですよ。
施設の金網に隔てられて、母親は子供を見ているんです。
子供は施設の庭で一人で遊んでいるんだけど、やがて寮母さんに呼ばれて、室内へ行こうとする。
そこへ母親がたまらず、「ヨシオちゃんッ」と子供の名前を呼んでしまうんですね。
子供はその声に一瞬止まるんだけど、振り返ることなく室内へ行ってしまうんです。
泣き崩れる母親と、連行する警察を照らす夕陽。
そのコントを思い出す場面があって。
周りは松ちゃんの表情に爆笑してるんですけど、36605はどうしても笑えなかった。切なくて(苦笑)。
あとは、大佐藤の刺青。
天明屋氏デザインの刺青が、ものっそかっこいい。
さすが天明屋氏
一個だけネタばれすると、
「是非ッ」が口癖になりそう(笑)。