「ボゥリング・フォー・コロンバイン」を観た。
これ、泣く映画じゃぁねぇよなぁ。銃社会に対する問題提起映画で、ドキュメンタリーみたいなもんだよな。
なのに、36605は数回泣いた(苦笑)。
コロンバイン高校事件の実際のニュース映像や、監視カメラの映像、
その後に起こった6歳の子による銃殺事件、学校の校長先生が泣く映像、
それから
Kマートに銃弾の販売を中止させることを認めさせた、コロンバイン高校の被害者青年二人。
Kマートの責任者は、ムーアと二人が出向いたときはいい加減な対応しかしなかったのに、
地元メディアがからんだ途端、会長に連絡を取り、正式な声明を発表した。
結果として、Kマートから銃弾を無くすことに成功はしたのだけど、悔しくて泣いた。
自分たちは、銃社会の被害にもあってなくて、
強盗が入るはずもない頑丈なセキュリティに守られた生活を送っているくせに、
「なにかあるといけないから」と弾を装填したままの銃を寝室に置いて寝る。
NRA(全米ライフル協会)会長が、6歳の銃殺事件の被害者の写真を見もしなかったその背中に怒りを感じた。
どうしようもない悔しさだけが残る、この映画。
【HAPPY LIVE IN AMERICA】
MARILYN MANSONの「THE FIGHT SONG」PVに掲げられているスローガン。
マンソンが、アメリカをどうしようもないくらい憎み、どうしようもないくらい愛するのが、なんとなくわかった氣がした。
アメリカには住めないよ…