ミュージカルプレイ「情熱のパソドブレ」を観て参りました@北沢タウンホール。
今年4月に大阪・心斎橋のそごう劇場で公演された同作が、
好評のため東京公演も決まり、行ってまいりました。
出演者5人のうち、実に3人が元宝塚/元OSKという、
今まで36605が観ていた舞台とは全く趣の違うものだったけど、何故では観に行ったのか。
Axleのキラキラ王子、ぶちぶちこと田渕法明さんが出演されるから。
今現在、ぶちぶちに首っ丈(←…)なよしちゃんに引っ張られて来ました。
【あらすじ】
孤児院で兄弟のように育ったエミリオとラファエル。
エミリオは養子にいってフラメンコダンサーに、ラファエルは篤志家の援助で念願のマタドールになるが…
吉峯暁子のBL小説が原作の、愛と友情のスパニッシュ・ロマン!!
ちなみに。
ぶちぶちブログに載っていた、【出演者へのmsg掲示板】に書かれていた、
ぶっちくん(仮)を描いたのはよしちゃんです。
あの~、まずこれ、あらすじを知らないで行ったので、
(“パソドブレ”つーくらいだからスペインの話なんだろうな、くらいの認識)
最後にエミリオとラファエルが恋人同士になったところは、少なくとも3度見くらいした。
「えッ、…えッ。… えッ」みたいな。
なんでそこでいきなりBLになるんだてくらい突然だった。
孤児院で育った二人が、同じマタドールになるという夢も持っていたことから、
兄弟のように仲良くなるのはわかる。
その後、ふとしたキッカケで仲たがいした二人だけど、
ある日闘牛の最中に瀕死の重傷を負ったラファエルを見舞い、必死で看病したエミリオの献身と、
仲たがいの原因を(エミリオパパのフラメンコの内弟子)ルイスに教えられ、
エミリオを許すラファエル。
そこで仲直り、めでたしめでたし。
…でいいじゃん。
なんでそこに無理矢理BLを持ってくるんだ
BL小説が原作、と謳っているからか
別にいいじゃん、天才フラメンコダンサーと天才マタドールの美しい友情物語で。
最後の最後まで、この物語はそーゆーもん(=少年たちの友情物語)だと思ってみてたから、
最後のキスシーンはびっくりした。
ん~… あの~…さぁ、
エミリオにしろラファエルにしろ、才能のあるフラメンコダンサーと天才マタドールなんだから、
女子が放っとくはずないと思うんだわ。
なのに、あえてお互いを選ぶのは何ゆえか
真性でマリコンなの
ラファエルは闘牛学校が厳しくて、不純異性交遊禁止だったかも知れない。
エミリオは真性でマリコンだったとしたら、まぁ…この話は通る。
でも、ラストまで一切、そんな描写なかったんだよ。
エミリオはラファエルを心配する兄のような存在で、別にそこに“特別な感情”は見えなかったし、
ラファエルもラファエルで、エミリオに懐いていたけど、それはやっぱり兄弟間のそれだったと思うんだよねぇ。
幼い頃をともに過ごしてきて、強い絆ができて、
だからって“大人”になったとき、必ずしもそれが恋愛に発展するか、というと、…いかがです。
100パーセントないとは言い切れないけど、この二人の立場になると、
その可能性は低い氣ぃすんだよなぁー。
もし、エミリオが真性マリコンだったとするなら、
住み込みでエミリオパパの弟子をやってて、料理・洗濯・掃除の家事一切を完璧に取り仕切る、
小さくてかわいいルイスに惹かれないのはなぜ
BLという注意書きをつけただけで、こんなに疑問が出てしまうんだ。
だったら別にあえてBLにしなくてよかったと思うんだよね~、正直…
さて、我等がキラキラ王子のぶちぶちは。
小さくてかわいくて、フラメンコの才能は残念ながらないけれど、家事一切を完璧にこなす、
エミリオパパの内弟子・ルイスを演じたのでした。
ぶちぶちを観にいったようなものなので、ぶちぶちの声が舞台に響いた途端、
なぜか笑いがこみ上げる。
出端のぶちぶち、声高ェーッ(笑)
か~わ~い~い~
エプロン付けたり、ピンクのモップで床掃除をしたり、
時々フラメンコのステップを踏んだり。
エミリオ役の椿火呂花さんが長身なのもあって、本当に小ちゃくてか~んわいい~ッ
お芝居が終わったあと、ステージの上で正装で踊るのだけど、
周りがみんな笑顔で踊っているのに、ぶちぶち一人、ものそい真剣な表情。
ものそい一生懸命。
ダンスもかわいかったけど、正装もお似合いだったよー。
闘牛学校の場面では、牛も演っていて、
赤いライトの中、ムレータ(闘牛士が持つ赤い布)に向かっていく牛の目が怖かったな~。
闘牛学校の小姓は、伏せた目がセクシーセクシー。
と思ったけど、ぶちぶち公式ブログ写メの付けまつげとアイライナーすげぇなッ(笑)
舞台化粧って濃いッ。
そしてセカンドのカーテンコールでは、目に汗が入ってしまったらしく、
しきりに目をこすっていた。
大丈夫だったのか
ストーリーに疑問は残るものの、
ぶちぶちかわいかったし、元・宝塚:椿火呂花さん/元・OSK:寿依千さんのお二人の演技、
元・宝塚:立ともみさんのお芝居、チャーリーニーシオさんの歌も素晴らしかった
ぶちぶち、途中カんだりセリフおかしかったけど、
マイナスにはならないねッ。
むしろ、“アクサルの田渕法明”として、とても素晴らしいお仕事をされたと思います♪
ぶちぶち、お疲れ様