観て参りました、FREE(S)プロデュース「新撰組異聞PEACEMAKER」
チケット予約→入金後一ヶ月してから入金確認電話があったり、
大丈夫か…という事務処理のずさんさに呆れたりしたけど、役者に罪はないからね。
行ったことない劇場で不安…とか思ったけど、
30-DELUXの「ファミリア」演った劇場だった。
【あらすじ】(パンフ抜粋)
元治元年、弥生3月。京都。
壬生新撰組屯所に一人の少年が、その門を叩いた。
長州藩士に殺害された両親の敵を討つために…。
名は市村鉄之助。
しかし簡単には入隊を認められず、無謀にも新撰組一番隊隊長・沖田総司に戦いを挑む。
だが、結果はやる前から見えていた。
鉄之助は沖田に破れ、そして土方からも入隊を強く拒否をされる。
しかし彼の強い決意に打たれた沖田は、鉄之助に或る場所に潜んでいるようにと教える。
そこで起こった血の惨劇に遭遇した鉄之助は、自ら進む道の厳しさを知る。
それでも鉄之助は新撰組入隊の意思は変わらず土方に懇願する。
その想いにさすがの土方も鉄之助の入隊を許す。
こうして市村鉄之助、新撰組隊士としての新しい生活が始まる。
そのころ新撰組では、局長 近藤勇と土方のもとへ監察方 山崎の報告により、松蔭門下の三秀の一人、吉田稔麿が入京したことを知る。
そして街では鉄之助が吉田稔麿の小姓 北村鈴と運命的な出会いをする。
それぞれの思いとは別に鉄之助の運命は大きく動き出す。
【キャスト】
市村鉄之助…Takuya
北村鈴…米原幸佑(RUN & GUN)
山崎蒸・歩…齋藤ヤスカ
市村辰之助…青木映樹
沖田総司…松岡佑季
土方歳三…遠藤公太朗
山南敬助…上杉輝
近藤勇…柏進
井上源三郎…肥田強志
永倉新八…春日勇人
藤堂平助…渥美達也
原田佐之助…住谷正樹(レイザーラモン)
吉田稔麿…高木俊
沙夜…小林由美子
明里…浅川クミ
桂小五郎…下出丞一
●客は99%女子
…まぁ、そらそーだわな、原作が少女マンガだもな。
Axleのときもそーだったわな。
●30-DELUX「ファミリア」プロセミアムVer.とキャパは変わらないのに、
どうしてか今回のが小さく見えた。
●土方さんの殺戮を目撃し、それでも新撰組に入れてくれッて頼むところから、お話はスタート。
Axleで言うとドスエ登場あとから(笑)。
な~んかね。。。
パンチがない始まり方だったから、イマイチ引きこまれなかったんだよなー。
Axleだと派手にオープニング流して、お家芸であるかっこいいダンスでガッツーンとかまして、
そこからスタートするから入りやすいんだけど、
客電が落ちて、オープニングが鳴って、ふわぁ~っとスタートしちゃったから、
あれれてなっちゃった。
ふわぁ~っとスタートして、そこからまたドカンッと派手にかましてくれるのかなぁ~、
と思いきや、そのまま進んじゃうから、なんか肩透かしくらった、みたいな。
●氣になったのは、暗転がものそい多い。
Axleピスメは階段状のセットが組まれてて、上と下両方で芝居展開ができるから、
明里山崎も新撰組稔麿も、両方そのまま舞台上で観れたけど、
FREE(S)さんのは、一回一回照明オとさないと場面転換できないんだよねー。
暗転多いとそのたびに芝居が切れるから、なんかやっぱり肩透かし。
殺陣がめずらしくかっこよかっただけに、暗転が多いと細切れになっちゃうから、
勿体ないと思うんだけどなー。
暗転に伴ってのモノローグも多かった。
●あ、あとふすま。
Axleピスメのふすまがすごく好きだったからなー。
鉄ちゃんが引きこもっちゃって、山崎に引っ張り出されるときとか、
稔麿に再会しちゃったときとか、
あのふすま効果がかっこよかったもなー。
ぐるぐるまわるふすま。
●衣装もAxleのがかっこよかったー。
着物を着ているのだけど、羽織がなー…
【誠】の字があきらかにパソコンのフォントでプリントなんだもなー…
萎える…
せめてゴシック体じゃなくって毛筆フォントにしてほしかった…
●鉄ちゃんと稔麿が戦うとこはかっこよかったなー。
ここはAxleピスメでも好きだったけど、でも、やっぱりケチがついちゃう(苦笑)。
「なにもできない俺自身だぁーッ」
のときは音消したほうが際立つのではないか、あのセリフ大事じゃろ。
ここもふわぁ~っと流された感があるのよなー。
●キャストはみんなキレイめなところをそろえたな~、と思った(笑)。
●鉄ちゃんキャストのTakuyaさん、か~んわいいッ
ファントマ「ジョリー・ロジャー」フライヤーで拝見したときは、ひょろ~っと長い男子かと思いきや、
小さい、かわいい。
鈴キャストの米原さんと同じくらいの背丈だったし、ちょうど良い。
hinokenさんとりょーたさんじゃ、やはり少し背丈が違っていたから、
「ガキ」「チビ」言い合ってても、いやいや、りょーたさんのが小さいからッ♪(笑)と思ったけど。
●稔麿が死んだときの鈴、よかったなー
超絶叫。超号泣。
hinokenさんの鈴も好きだったけど、米原さんの鈴も好きや~。
歌うように「せ~んせ…」と呼んだhinokenさんも切なくて好きだったー。
●稔麿は郷本稔麿のが漫画っぽかったな。
今回の稔麿・高木さんは、稔麿というより、要潤さんに見えた(笑)。
カーテンコールで、沙夜役のコの肩に手を乗せて、人間機関車で来たのはかわいかった♪
●山崎姉弟はゴツすぎ。
ぴろはかわいかったな~…(遠い目)。
ヤスカさんはゴツい。
あゆ姉ぇが死ぬとこも、Axleピスメのが好きだったなー。
あゆ姉ぇが蒸に微笑んで話しかけながら、ふわーっと着物を脱ぐ、
その着物を床に置き、客席に背を向けて立つ、
それだけであゆ姉ぇが死に、蒸がショック受けてる、ってわかるもな。
FREE(S)さんのは、白い布にくるまった“誰か”を蒸が呆然と見下ろしてるだけだった。
衣装はきれいだったんだけどなー、あゆ姉ぇ。
あゆ姉ぇが死んでも泣けなかった。
ぴろの蒸は泣けたんだけど。
でも、鉄が蒸にどーんって肩ぶっつけたのは好きだったな。
あゆ姉ぇのモノローグも、ヤスカさんのは突き放した言い方で、冷たいと思ったけど、
ぴろのあゆ姉ぇは言葉は冷たいんだけど、言い方は優しかった。
●住谷くんの佐之はよかったー
ゴツくて声が太くて存在感あった。
住谷くん、お笑いやめて舞台俳優になればいや、マジで。
●局長は、池田屋の階段に座って大胆不敵に見下ろしてるとこが好きだったー
局長好きー。
将棋打つとこも好きだったー。
♪どう~してぇ~歳ぃはぁ~いないのかなぁ~
でもやっぱり局長は照人さんじゃなきゃ。
●土方さんはかっこよかったなー。
柄さんよりもかっこよかったかも。
土方さん役の遠藤さんは「風魔の小次郎」で拝見していたけど、
ぃやぁー…やっぱり生は違いますなぁ。
かっこよかったー。
けど、沖田役・松岡さんと並ぶと、たぶちんと入谷さんに見えた罠(笑)。
そして、いちゃいちゃすんなーッ(笑)
●沖田も原作に近かったな。
女子女子、キャピキャピしてて。
●山南さんはやぅ。さんに似ていました…
●明里はねぇー…やっぱり女子が女子を演ると華やかでいいよねッ
けど、忍びの動きは貴生さんのがきれいだったー。
なんつーかね、FREE(S)さんのはDVD買わないな、て感じです。
よかったんだけどね、楽しかったんだけどね、最後までイマイチ入りこめなかった、つーか。
観劇って、“頑張って”入り込むものじゃないでしょう
いつの間にか引き込まれているものでしょう
別演出の同じ原作を見るのは、余程観たいキャストじゃなきゃ、もう見るのやめようかな…
入り込めないんだもなー。
入り込めないし、比較しちゃうし。申し訳ない。
よかったんだけどね。
この作品からAxleに入ったから思い入れもある、ていうのもあるんだけど。