*pnish* vol.10『サムライモード』観てまいりました。
初*pnish*、初ジャニーズ(笑)。
なんか、ちゃんばらものばっかり観ている氣がする…
Axle「ピスメ」・「WA」、ファントマ「イエス斬り捨て」は、原作やサイトを見て、ある程度どんなストーリーで、どんな時代で…ていう予備知識を入れて行ったのだけど、
今回の『サムライモード』は、全ッ然仕入れて行かなかったので、
オープニングはちょっと戸惑った。
役者もセリフ走ってるし、なに言ってっかわかんないところもあった。
初っ端から、「あぁ~、やっちまったか、コレ…」な氣分になる。
でも、オープニングのダンスが終わってからかな、観やすくなった。
佐野瑞樹さん(佐野兄)が登場し始めたあたりから。
…Axleと*pnish*しか観てないけど、男子ばっかりの劇団って、オープニングダンス必ず入れるの
TEAM NACKSは入れない…よね。
お目当ては佐野瑞樹さん。
ジャニーズJr.の最年長さん、*pnish*佐野大樹さんのお兄さん。
若いーッかっこよかったー(笑)。
36605の記憶の中の佐野さんと、全く相違なく、かっこよかった
声もちゃんと出てたし、聞きやすいスピードで、舞台役者さんとして頑張ってるんだなー、と思った。
佐野瑞樹さんの弟、大樹さん(佐野弟)=サイガさまは、すっげェきれいだったー。
やっぱ、基がいいと、舞台映えもするわな~
衣装もかわいかったし、色白に茶色い長髪がお似合い~
声も通るし、演技も好きだな。ジャニ系の加ト吉って感じ。
…でも、言い回しが柄さんに似ている氣がします…
この人、でも、ものそいカんで、最終的に佐野弟のカみ技で笑ったわ~(苦笑)。
柄さんよりカんでたよ~。
ツンデレ(笑)賢明を演じた長谷川さんは、オープニングで何を言ってっか全くわからなかったけど、
凌明(佐野兄)とシスイさま(鷲尾さん)の間に入って刀を振るうところあたりから好きになったな。
(ほぼラスト・笑)
淡々として冷徹にならざるを得なかった、暴君。
凌明のことを疑っているところもあったけど、一番信じていたのは、兄である賢明なんだろうなぁ…
支配者は、時に冷酷にならなくてはいけない。
憎まれ役を引き受けて、その結果弟には裏切られて。
…動きづらそうな、あの金びかの衣装同様、賢明は上っ面だけ暴君として振る舞い、
その実、本当はすごくありがちに寂しかったんじゃないだろうか。
鷲尾さん演じるシスイ様、むッッッちゃかっこいいッス
『サムライモード』の中で、一番のサムライだったと思います。
君主のために剣を振るい、君主のためにあだ討ちを果たさんとし、君主の菩提を弔い生きる決意をする。
サイガさま(佐野弟)ほど飄々としてなくて、ふわふわ浮ついたところがなくて、一本氣。
かっこいい。
剣の道を究め、ストイックなところも、本当にかっこいい。
Axleで演るとしたら賢三兄さんかな
サムライらしいといえば、細見さん演じる紀野もサムライだったなぁ~。
細見さん、声もいいし、一番安心して観られた。
最後まで賢明を信じ、案じ、民衆にもてはやされる弟の凌明よりも、
己が主君と決めた賢明のために、最後は身を呈して守った。
紀野もいい漢(おとこ)だった~。
…あ、細見さん、キャラメルボックスの人か。なるほどね、なるほどね。
石倉さん演じるタンバ/ジュアンさまは、シスイさま・サイガさまコンビの次に好きかも知らんです。
あの~…「ピスメ」における龍馬さん、「イエス斬り捨て」における龍馬さん、「魔界爆発~」における勘兵衛のおっさん、…のような…
人間味溢れるおっさんキャラ。
この人はアレだな、Axleで演るならやまけんさん。
ガラクシャが凌明たちを裏切り、結局はシスイさまを選んだどんでん返しはよかったけど、
凌明が賢明を裏切り、羽入家の当主の座を狙っていたどんでん返しはちょっとな~。
ぐだぐだになってしまった感が否めない。
ガラクシャ・シスイさま・サイガさまを殺すのもちょっと後味悪ィなぁ、とは思うけど、
生かすのもなんか…やっぱりぐだぐだしてたなぁ…
紀野が死んだところで、賢明も自刃して、凌明にあとは任せる…
ぐらいで終わったほうがよかったのではなかろうか
あとは任せる、
賢明は死んだのだし、このような結果になってしまうのは不服だが、本懐は遂げられた、
シスイさまは仏門に帰依し、サイガさま・ガラクシャは凌明の部下にならないか、
ぐらいの終わりでよかったんじゃねぇのかなぁ。
凌明が結局当主の座を狙ってたとか、なんか… 面倒くさッ、と思った。
あ~と~は~、 殺陣。
う~ん、佐野兄がちょっと流れてたかな。キレがない。
あとは、みんなキマッてた。かっこいい殺陣が観れた
笑うところも結構あったな。
ガラクシャが捕らえられていた牢の番人とか(「なんで来ちゃったの」)、
森山さん演じる橘が、ガチで唐辛子てんこ盛りの蕎麦を食って吹くとことか、
末吉さん演じるトラジのウザさ(苦笑)、
ガラクシャ橘のからみ+凌明のなだめ、
そして佐野弟のカみっぷり。
最初こそ、「大丈夫か、この舞台…」と思ったけど、
最後は惜しみない拍手を贈りました。
楽しい舞台を魅せてくれて、ありがとう。
お金があったら、もう一回観たいとこだけど、…お金がないんだわ…
カーテンコールも、セカンドまで出てくれて、うれしかったなぁ。
トラジ役の末吉さんが、最後まで笑かしてくれた。
うん、いい舞台だった。