A-LIGHTS PRODUCE PERFORMANCE「OASIS」観てきましたーッ
Afro13「MAYA-K」(原作・脚本・演出:佐々木智広)を、
Afro13・松崎史也さん(以下:フミヤくん)がリメイクした作品で、
フミヤくんの盟友:山本卓さん(以下:卓王子)・三枝奈都紀さん(以下:三枝さん)、
Axleから山本健史さん(以下:やまけんさん)が出演されるということで、
もうこれは絶対観なければ…ッと思い、行ってまいりました。
受付に、ナチュラルにフミヤくんがいらっしゃってビビったり、
外で待っているとき、うしろにAfro13/30-DELUX:タイソン大屋さんがいらっしゃってビビったり、
(フミヤくんの招待でいらしたと、お知り合いと話してました。)
もう開場時間すぎてるからそんなに混雑してないだろうと思って劇場行ったら、
でーれぇ混んでて、しかも整理券配布とかしてて、ビビったり。
フミヤくんかっけぇーかった。
【あらすじ】(フライヤー抜粋)
信じよ、己が運命を。抗え、己が運命に。
それは、ずっとずっと昔の、未来の話―。
ある年、皇帝ヨミの命により、水源を求め隣国ヴェドウィンを攻めるダチュラの将軍ハジャ。
しかしヴェドウィン王は、そこでハジャに、
「右に蒼き竜の目、左に赤き竜の目、そして、白銀の玉持つ者、
その者ら集まりしとき、終わりのときは開かれん…」
と言い残し、事切れる。
蒼き瞳を持つ戦士、ハジャ。
白銀の玉持つ少女、マヤ。
そして、ハジャの弟、アカメ。
世界を巻き込む、運命の物語が、今はじまる…。
【キャスト】(拝見したAキャスト/敬称略)
●ハジャ:薬袋一久
●アカメ:植野堀まこと
●マヤ:原嶺衣奈
●ヨミ:山本卓
●ジョフク:翁長卓
●ヒミコ:三枝奈都紀
●ゲド:樋口夢祈
●ヒクリ:中野裕里
●キメラ:高橋光
●アスラ:笠原嘉人
●アクリ:小野寺陽香
●チクリ:飯塚美花
●ジャガー:山本健史
●シシマル:真佐夫
●サスケ:輪島正俊
●コタロウ:小市眞琴
○アンサンブル
斉藤潤一/下手竜児/宮崎一史/浅倉祐太/高山裕太/
児島利弥/麻田樹/上山史晃/鷲尾修斗/小玉龍彦/
矢野太一/鈴木達也/藤掛祥靖/遠山美紀
●ヴェドウィン王:川崎誠司
佐々木さんが作った舞台は2つしか拝見したことないのだけど、
(「Death Of A SAMURAI」「ライカンスロープ」)
女の子一人をめぐって男が戦い、たくさんの人が死ぬ、
ていう【佐々木テンプレ】があるんだろうなー、となんとなく氣づいてて、
今回もきっとそうだろうとわかっていたのに、泣いた。
次の段階もわかってるし、“ここ”で“こう”きたら、きっと“こう”ていうのはわかってるのに、
まーぁ泣いたよね…
●どこで一番泣いたって、ジャガー軍団が特攻(ブッこみ)するとこ
最強の戦士:ハジャの弟であり、誰よりも強くなりたいと願う、弱虫のアカメが、
ジョフクに機械化され、戦闘サイボーグになり、
ダチュラ軍を率いてハジャを殺しにきたとき、
追い詰められたハジャたちと行動をともにしていたジャガーさんは、
最初は敵対していたのに、友達になったからと、
ハジャを逃がすために盾になる。
それがまた、「ダチのためだろ」つって、命投げ出せるのがかっけぇーよ
最後までアツいし、笑顔が頼もしかった。
オープニングで、ジャガーさんがハジャと大笑いしてる姿を見てから、
きっとこうなるだろうとはわかっていたのに、泣いた。
ジャガーを慕って、シシマル・サスケ・コタロウも一緒にブッこんで、
最後の最後まで、「兄貴はバカでデリカシーない」って言いつつ、
そんなとこが大好きだからなんだなー。
最高だ、ジャガー軍団
フミヤくんが望んだ、「ラピュタ」の海賊団のように愛らしいバカたちだったよ
●ヨミ様がヒミコを逃がすとこも泣いたなー。
冷徹な独裁者かと思いきや、マヤに翻弄されたり、
娘のヒミコには甘かったり。
愛すべき王様だったな。
卓王子で銀髪、というのもポイント高かった(笑)。
同じく、戦闘用サイボーグと化したアカメに腹を打ちぬかれ、倒れるんだけど、
父親を殺され、マヤと行動するハジャに裏切られたと感じ、
「わたしも殺せ」と叫ぶヒミコを逃がすためにもう一度立ち上がる。
結局はまた撃たれてしまうんだけど、ヨミ様ももともとは悪い人間ではなかったんだろうな。
「ヨミ様だぞ、俺はぁ~」って椅子をご自分で運んできたり、
マヤと城を出ると言ったハジャに「わかった」って了承したり、
ヨミ様、好きなキャラだなぁー。
●好きなキャラといえば、ゲドが一番好きだ(笑)
マッドでクレイジーで眉毛がなくて色白でピアスでキショい
超ヴィジュアル系、いっつもニヤニヤ、くすくす笑い、舌なめずり。
アカメの目を抉り取り、高笑い。
最終的に自分の「作品」=サイボーグアカメに捻り潰されてご臨終。
も~ぉ、最高じゃないか
ハジャにけちょんけちょんにやられっかな、と思ったけど、それよりひどい死に方したよねッ
ちなみに、「MAYA-K」では我妻さんがゲドを演ったとのことwww
今回のゲドとは、全然違ぇんだろうなぁー。
観てみた~いwww
●三枝さん演じるヒミコは、やっぱり【佐々木テンプレ】。
主人公に恋してるけど素直になれない、強い女子。
強くて気高くて美しい女将軍。
ヨミ様の娘で、きっと小さい頃から人一倍頑張ってきたんだろうなー。
守られるだけのお姫様にはなりたくない、ヨミ様の片腕として認めてもらおうと、
きっと一生懸命やってきて、今の地位を築き上げたんだろう。
そこで、最強の戦士と呼ばれるハジャに出会い、自分より強い存在を見つけ、恋に落ちた。
ヨミ様もヒミコの氣持ちを知って、ハジャを婿にと望むけど、
「わたしは別に…」って強がっちゃって。
でもヨミ様がそういうし、ヨミ様に忠誠を誓うハジャだから、いつかは結婚するんだろう、
って周りも自分も決め付ける。
ハジャの氣持ちも聞いてないし、自分の氣持ちも告げていないのに。
そんな中、ハジャは『悔恨を残さないために襲撃した国の人間は皆殺し』っていう、
ヨミ様の命令を反故にしてマヤを連れてきちゃうし、マヤを連れて国を出るし。
何一つ約束はしてないけど嫉妬して、ハジャを追う側にまわる。
だけど、ジョフクとゲドが暴走しちゃって、サイボーグアカメを生み出し、
ヨミ様が死んでしまう。
軍にも裏切られて、結局ハジャを頼って、マヤのことは嫉妬から嫌っていたけど、
マヤを守って死ぬ。
誇り高い、美しい女性。
きっと世界に水があふれていて、水をめぐる争いが起きなければ、
ヒミコは幸せなお姫様でいられたのになー。
●アカメがサイボーグになったことは、ハジャも速攻氣づいたけど、
アカメとガチンコでけんかして、慰めて友達になったシシマルも氣づいて、
逃げながらもふと立ち止まるとこが切なかったなー。
アカメはハジャのことも記憶からなくなってたんだから、
きっとシシマルのことも覚えてないんだろうなー。
●水の表現が本当に素晴らしかったー
目で見る水と、耳で聴く水、両方の効果がでーれぇよくて、
最後にマヤが大技で波を起こすんだけど(多分そう)、
舞台上に波が見えたもな
砂漠に小さな水を溢れさすとこもきれいだったけど、
最後の波は、薄い水色の布をはためかせ、上から銀紙を降らせ、
照明はゴールドで、本当に本当に美しかった
圧巻。
●佐々木演出を引き継いでんなー、と思ったのは、
ジャガーさんがマヤに恋する場面。
心臓にハートの矢が刺さる(笑)。
これ、『DOAS』でイズナ姐さんとかジャキとかそうだったよねー。
よしよし、と思った(笑)。
終演後は、キャストによるトークも。
卓王子の司会により、
薬袋さん/植野堀さん/原さん/翁長さん/やまけんさん/樋口さんが登場。
薬袋さんは酸素マスク持参、やまけんさんは角カチューシャのまま、
樋口さんに至っては眉毛が半分しかないwww
「今だから言える失敗」話、「稽古中の笑える」話などをお話いただきました♪
やまけんさんは、「ファンの名前を呼んでお礼を言う」(だったかな)という指示のもと、
最前列に座っていた男の子ファンを登壇させ、
銀紙が舞い降り、ムーディな照明のなか、男の子の名前を呼び、
深々とお辞儀、か~ら~の~、つけていた角カチューシャで「グサーッ」www
かわいいなぁー、やまけんさん♪
もちろんパンフも買ったのだけど、
●フミヤくんの「ごあいさつ」にキュンとした。
「パンフレットを読む時間って楽しいですよね。」
うんうん。
フミヤくんの言葉が並んでて、うれしかった。
佐々木さんのことも“師”と呼んでいて、それもうれしかった。
●卓王子と三枝さんの代表作に『DOAS』が入っててうれしかった。
●フミヤくんから見たキャスト、というコーナーがうしろのほうにあって、
やっぱり卓王子と三枝さんに絆を感じる。
長く一緒にやってきた、“Afro13”という絆。
卓王子、三枝さん、フミヤくん。
単体でももちろん好きなんだけど、
誰かと一緒にいるフミヤくんが好きだ。
●やまけんさんの理想の家庭…
●薬袋さんに寄せる信頼もいいなぁー、と思う。
女子では築けない、男子同士の信頼関係。
いいなぁー。
●最後に
小道具協力が30-DELUXって、ニヤリとしてしまった。
ヴェドウィン王の剣とかヨミ様の剣とかかな…
長くなったーッ
そしてこんな時間~ッ
そろそろ寝まスェー。
ぃやぁ~…やっぱり佐々木さんが描く世界が好きだなぁ。
佐々木テンプレは存在するけど。
本当に観れてよかった。
観れてよかった本当に。
フミヤくんが佐々木さんの跡を継いで、Afro13を是非復活させてほしい。
一年に一回の発表でいいから。
エディンバラ以外で、できれば国内で。