人生初のインフルエンザ→生還を果たしました。
高熱の自覚はなかったのですが、
夜中にひどい頭痛で何度も目が覚めたり、
暗やみの中、某アイドル()のお写真案内をする夢を繰り返し見たり、
鼻の中がひりひりひりひりしたり、
めまいで身体の感覚がなかったり、
しっかり病氣でした。
罹患を同居人に報告すると、
古代王国の王たる者が知る、滅びの言葉をTwitterのTL上でつぶやかれ、
嗚呼、もう滅びる…と思ったのだけれど、
元・同居人であるよしちゃんが、
「ほしいものはないか」「つらくなったらすぐに連絡をくれ」
「すぐに駆けつける」
と言ってくださり、滅びずに済みました。
osaとちぃと723さんもずっと心配してくれて、
友達って大事だなぁーと再確認した次第です。
また、実際にお会いしたこともない、一方的にファンなだけで、
Twitterでお話をしてくださる小説を書かれるお姐様も心配ツィートをしてくださり、
ありがたいなぁーと思いました。
インフルエンザにかかっていなかったら先週行くはずだった、
●大宮エリーさん「思いを伝えるということ」@渋谷PARCOミュージアム
たまにはバス移動。。。
●「ルドンとその周辺―夢見る世紀末―」@丸の内三菱一号館美術館
へ行って参りました。
(感想は以下、たたみます。)
竹電の新譜も購入しました。
ブックレットのさとくんがかっこよかった…
広基さんもかこよかったー
苅谷くんはハッシュタグがつけられるくらいですからね。(# かーりーかっこいい)
KC…なぁー… (苦笑)
まだ聴いてないです。
ウォークマンにオとしたので、会社の行き帰りに聴きます。
そういえば昨晩、mudy on the 昨晩のライヴをUstでちょっとだけ見れたのだけど、
ぴぴちゃんが白くてぽよぽよしててかわいかったー。
わたくんもキレッキレでかっこよかったー。
でも、ムー昨ちゃんの中で一番すごいのはDr.の伊藤さんだと思います。
★★大宮エリー 思いを伝えるということ★★
①
会場に入るとすぐ、エリーさんの詩が壁に書かれている。
それを、鼓動のような微妙に揺れる、昼光色のライトが照らす。
進むと、バラエティ番組でよくある、『箱の中身はなんでしょう』の箱がいくつか置かれている。
その箱には、『嫉妬』や『憂鬱』、『喜び』…などのネームプレートがついていて、
中に手を入れて感触を確かめることができる。
つるんとした感触や、ビニール紐や、がさがさした感触、…
そのときは、箱の中に手を入れているだけなのだけど、…
②
ほそい平均台がある。
それは渡れるようになっているのだけど、
ドクター・マーチン・ィエスェ!!ブーツのわたくしは、
着脱が面倒くさいので、それはスルー。
③
薄い布がかけられたスペース。
①で触れた箱の裏スペースになるのだけど、
箱が透明になっていて、何を触っていたかわかるようになっている。
触っているひとたちの手も。
恐る恐る手を入れているひとや、中の物体を探ろうとするようなひと、
なんだか可愛くて笑う。
④
区切られた床の上に、たくさんの鍵が散らばる。
目の前には、古いドアが三つ。
好きな鍵を選び、鍵穴に挿し、ドアを開ける―――
ドアは結局、どの鍵でも開くようになっている。
鍵は『方法』。
どの鍵=『方法』でも、間違いはない。
“あなた”が選んだ方法なら、どんな問題も解決できる、
どんな鍵でも、ドアは開くんだよ。
という、エリーさんからのメッセージ。
⑤
ドアを開けると、左手に砂浜が広がる。
薄暗い海、夜明け前の砂浜に、打ち上げられた、たくさんのたくさんのガラス瓶。
『メッセージ・イン・ア・ボトル』。
ガラス瓶の中には、紙が差し込まれていて、自由に読むことができる。
『伝えられなかった“思い”』。
ボトルなんかに託すから、とエリーさんは言う。
「好きだったのに」「感謝してる」「そんなつもりなかった」…
伝えられなかった“思い”、それは全部自分もいつかそう思った言葉だった。
伝えられなくて、なくしてしまった、
だけど心の奥底にまだコルクの蓋を閉めて沈んでいる“思い”。
⑥
孤独の電話ボックス。
中には、古い外国の公衆電話機。
コインも入れず、受話器を上げる。
「… もしもし?」
繰り返される、老若男女の「もしもし」。
「もしもし?」「元気?」「大丈夫だよー!!」「…ありがとう」
「… また明日。」
ありがとう、また、明日。
大丈夫だよ、また、明日。
声を聴くだけで救われる“思い”。
笑い泣きしそうになる。
なぜかわからない。でも、本当に何氣ない言葉の群れなのに、
すごく救われた。
「大丈夫だよ」
って、言ってほしいんだな、って。
⑦
真っ白な木に差し込まれたプレパラート。
そのうちのひとつを取って、近くに設置してある顕微鏡で覗く。
それは、エリーさんからわたくしに宛てられた“思い”。
『信じてあげて』
信じられないでいる、自分自信のことを。
自分自身のことを信じられないでいるのに、ほかのひとの言葉なんて信じられない。
―――『信じてあげて』
ずっと「自信持てよ」って言われてきた。
ドラムのことも、文章のことも。
「ちゃんとできてるんだから、自信持てよ」って。
…なんで、何も知らないのに。。。
⑧
伝えられない自分、から離陸。
自分を傷つけないためのシートベルトはもういらない、とエリーさん。
伝えなかったら、その思いはなかったことになってしまう。
ボトルに入ってしまう。浜辺に打ち上げられてしまう。
⑨
滑走路を抜けたら、目の前に広がる夕陽。
●●●
何度も泣きそうになった。
強がって強がって氣づいてほしい氣づいてほしい。
言うのは恥ずかしくて、断られたら?自分だけだったら?
「好きだった」「感謝してる」「そんなつもりなかった」
そう思ってるのが自分だけだったらどうしよう?空回り、空回り、空回る。
「楽しい」よりも「正しい」を重視するから、
「違うよ」っていう一言を恐れるから、
だったらまず、「伝える」ことを恐れる、怖がる。
『思いを伝えなかったら、その思いはなかったことにされてしまう』―――
それでもいい、それでもいい、それでも…
本当はよくなくて、
色んなひとに 色んなことに 好きだよって ありがとうって ごめんなさいって
なかったことは寂しいよねぇ、辛いよねぇ、悔いるよねぇ。
頑張って強がって正しいふりしてるから、
電話口では泣きそうになって、多分、本当に弱っているときだったら泣いてた。
「もしもし?」って 「ありがとう」って 返したくなった。
向こうには誰もいないのに。
「思いを伝えるということ」は難しくて、怖くて、恥ずかしくて、怖い。
「思いを伝え」られるとうれしくてうれしくて泣きそうなくらいうれしい。
ボトルに入れる前に伝えてくれてありがとうって
また明日ねって
勇氣いる。こわい。恥ずかしい。けど伝えなきゃつらい。
なんで伝えてこなかったんだろう
なんで全部ボトルに入れちゃったんだろう
後悔ばっかり… だから、もう、後悔しないために
シートベルト締めて、滑走路へ!!
「もしもし?」「元気?」「大丈夫だよ!!」「ありがとう」「また明日ね」
「信じてあげて」
自分を信じること、“自信”。
「思いを伝えるということ」。
受話器をあげて、「もしもし?」
鍵を開ける
たくさんのたくさんのたくさんの鍵の中からひとつ選んで。
「なかったこと」になる前に。
「思いを伝えるということ」、素直になること、自信を持つこと。
強がらない、泣かない、泣く、伝える。伝える!!
●●●
会場BGMのU-zhaan×INNER SCIENCE CDと、
U-zhaan×rei harakami「川越ランデヴーの世界」も購入。
BGM、素晴らしい。美しい。
さすが。
「川越ランデヴーの世界」、ジャケ裏のイラストで、
ゆざわさんがハラカミさんに牛蒡でしばかれていて素晴らしい。愛しい。
「わんばんこ。 レィ・/ヽラヵ彡ですよ。」
内容も素晴らしい。
「ピクニック」、岩井俊二監督の「PiCNiC」を思い出させる。
ゆざわさんの語り口調がかわいい、かわいい。ハラカミさんの音もかわいい、かわいい。
★★ルドンとその周辺―夢見る世紀末―★★
あの恐ろしい「サイクロプス」は来ていないのだけど、
目玉氣球(『エドガー・ポーに』Ⅰ.眼は奇妙な気球のように無限に向かう)と
顔植物(『沼の花、悲しげな人間の顔』)のリトグラフはきているというので、行きました。
「サイクロプス」は心がざわざわして落ち着かなくて怖いのだけど、
ルドンの黒い作品(版画作品)はV系っぽくて好きです。
目玉氣球と顔植物と笑う蜘蛛ちゃん。
↑の3作品が目的だったので、タイトルにある『その周辺』で、
誰の作品がきてるか、全く知らずに行ったので、
思いがけずムンクの「マドンナ」が来ていて、おぉッ!!
この展示のメインはルドンの「グラン・ブーケ」という、
嘘みたいにバカデカい花瓶に活けられた花束の絵で、
本邦初公開らしいのだけど、「でけぇーッwww」以外の感想はないですwww
柔らかくてとらえどころのない色彩。
美しいのは美しい。
ただ、本当に「サイクロプス」が怖い。むちゃくちゃ不安になる。
でも、一度は本物を見たいなぁーとおも思います。
以上!!