泉鏡花「高野聖」を、ようやっと読み終えた。
文語体で読みづらい、読みづらい。すっげぇ難しかった。「ドリアン・グレイ」の比じゃねぇ。
36605が読んだ「高野聖」には、ほかに
「義血侠血」、「夜行巡査」、「外科室」、「眉かくしの霊」も収録されていたのだけど、
どれも表現が美しいッ
難しいのだけど、日本語ってすげぇ艶やかだなぁ
【美しい】をただ「美しい」と表現するのではなく、何通りもの【美しい】があることを知った。
妖艶。
妖しくも、艶やか。
読み継がれる作品には、やはりそれなりの理由があるんだなぁ。
上に挙げた作品は、どれも日本的でよいのだけれど、やはり「高野聖」がピカイチだねぇ。
「眉かくしの霊」も、お艶さんの美しさが目に見えるよう。
「夜行巡査」と「外科室」は、悲恋だねぇ。
次は何を読もうかな。
「パノラマ島奇談」とか、オーツキ作品によく登場する江戸川乱歩作品も読みたいのだけど、
江戸川乱歩は「人でなしの恋」読んだしな。
井伏鱒二とか読んじゃう…暗そう…