神聖かまってちゃんライヴをDOMMUNEで見ました。
セトリ
01. 美ちなる方へ
02. ベイビーレイニーデイリー
03. ロックンロールは鳴り止まないっ
04. ねこラジ
05. 天使じゃ地上じゃちっそく死
06. 学校に行きたくない
07. ぺんてる
08. 通学LOW
09. ゆーれいみマン
10. いかれたNeet
11. ちりとり
スペシャことSPACE SHOWER TVプロデュースのライヴハウス・WWWの杮落としで、
神聖かまってちゃんのライヴをUst生配信するって、見ていた。
スペシャ・ニコ動・DOMMUNEの三チャンネル同時生配信。
「べ…別にッかまってちゃんなんか好きじゃないんだからッ」
とかぬかしといて、ちゃっかり最初から最後まで、
ライヴ後のインタビューまで見ました。
好きなんじゃん。
女子でドラマーなのに“わからない”みさこさん、きれいになった。
でも、やっぱり1/4くらいしか“わからない”。
ちばぎんはタワレコの撮影が入るから、っつってHMVのキャップを被ったレジスタンス。
MONO(以下:アゴ)は初っ端から山崎(ウィスキー)のビン持参。
の子さんはやはり一番人氣。
の子さんネ申。
の子さんはダサいチェックの割烹着を着て、
へんてこなサングラスをかけて、タンバリンをリアムみたいに首にかけたネ申。
一曲目でちょっとウルッとクる。
イカれたニートで引きこもりだったの子さんが、「出かけるようになった」と歌う。
アゴはマイクとアゴのせいでもごもごしてて、何言ってっかわかんないのに、
鍵盤の旋律が美しくて涙。
序盤で早くも最大のヒット曲「ロックンロールは鳴り止まないっ」を演り、
さらに感涙。
なのに、かまってちゃんを“怖い”と感じたトラウマソング「天使じゃ地上じゃちっそく死」www
破壊力がハンパなく、の子さんが「死にたいなぁー」と歌うたびに、
どんどん死にたくなる。
ライヴ後のインタビューでも、誰かが「逝きたくなるw」って言ってた。
やっぱそうよね。
「学校に行きたくない」も破壊力パねぇ。
計算ドリルを返してください、と絶叫しながら、ノートPCを持ったまま、
の子さんはクラウドサーフ決行。
もちろんPCさようなら。
一曲終わる毎にグダグダダベって、観客も野次ったり、それに返したり。
友達のライヴに来てるか、本当にニコ動そのままだった。
思ったことをそのまま観客はニコ動のコメントみたいに発言するし、
それに対していつもニコ生でしてるみたいにメンバーも返すし。
クラウドサーフで壊れたPCを、の子さんはついに歌いながら逆折り。
かまってちゃんは曲もそうだけど、過激なライヴパフォーマンスにも定評があって、
そのパフォームが見たかったから、今日の配信見てよかったなー、と思った。
ニコニコ動画という、ネット動画サイト=PCで有名になったかまってちゃんが、
そのPCをへし折り、
めっためたにブッ壊して、
結局道具でしかねぇんだ、
ていうのが見れてよかった。
の子さんは『かまってちゃんのの子さん』として動画を拝見する前に、
別の動画で拝見していて、
その壊れっぷりがハンパなかったから、
の子さんはキれてて攻撃的で常に臨戦態勢なのかと思いきや、
案外醒めてた。
逆に、の子さんのストッパーとして作動すると思っていたアゴが攻撃的なのに驚いた。
一番冷静で大人なのがちばぎんだった。
絡むアゴに、「うん、うん」「うん、うん…」「大丈夫だよ、…うん、…」。
子供を諭すようにうなずいてて、ちばぎんは蚊帳の外にいるひとなのかなー、と思っていたけど、
結構“中”にいた。
「いかれたニート」は、アゴがグッダグダでもう呂律も回らない状態なのに、
旋律が美しすぎた。
で、事件。
これもまぁ、かまってちゃんライヴの定番、デフォルトらしいのだけど、
の子さんがアゴに無理やりアゴラップやらそうとして、
うまく頭が回らないアゴは、何度も「やらない」「できない」とサインを出していたのに、
ちばぎんもみさこさんも盛り上げようと、リズムを刻み、
の子さんも調子に乗っての子ラップでアゴを煽り、
ぐだぐだなアゴはやっとアゴラップを始めたものの、の子さんに暴言を吐き、
の子さんがキレて退場。
マジ退場。
本当にステージから降りた。
客席から「アゴ謝れ」コール。
ちばぎん「アゴさん、アゴさん、ここで追いかけるとモテるらしい」。
でも追いかけないアゴ。
「アゴ謝れ」「追いかけろアゴ」「の子ぉー…」「アゴ、金返せ」観客も促す、でも意地を張るアゴ。
焦れたちばぎんが、「じゃぁ俺行ってくるわ」。
かっけぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇーッ
かまってちゃんのストッパーはアゴではなく、ちばぎんだった。
ちばぎんに続き、みさこさんもドラム台を下りての子さんを追う。
一人ステージに残されるアゴ。
しばらくして戻ってくるみさこさん。ニコニコ
「今から(アゴがの子さんに何をしたのか)全部思い出させてやる☆」
ニコニコしながら、アゴに張り手二発。
アゴのメガネがふっ飛び、「あれ、メガネどこ行った…」混乱するアゴに一言、
「めがねより大切なものがあるだろう☆」
みさこさんもかっけぇwww
しばらくしてちばぎんに連れられて戻ってきたの子さん。
顎から血を流し、アゴに食って掛かる⇒アゴも応戦し、殴り合い。
の子さんの目が、の子さんを初めて見た動画と同じくらいイッてた。
ちばぎんは最初定位置に着いたのだけど、すぐにの子さんに駆け寄り、
ギュッと抱きしめ、会場を和まそうとする。
の子さんも一瞬テレ笑いをするものの、アゴからの口撃に再び臨戦状態。
マネージャー氏はアゴを羽交い絞めにし、ちばぎんはの子さんを抱きしめ続け、
ようやく一時休戦。
アゴは口を尖らせてるし、の子さんはアゴをにらむけど、
異常なほど機嫌いいのを装い、満面の笑みで客席に話し掛け、きゃっきゃと笑う。
最後の曲「ちりとり」は、カメラワークも照明も美しく、
もちろんアゴの旋律もの子さんの歌う姿も美しく、
最高だった。
アンコールは、もちろんなし。
アンコールをする客席に、みさこさんが笑顔で出てきて、
そんな状態じゃない(苦笑)ことを説明。
みさこさんがステージを去り、客電が点き、SEが鳴り始め、
そしたら一人くらい帰るそぶりも見せそうなのに、
みんな数秒だけ残って、盛大な拍手。
どこのバンドもそうだし、どこの劇團もそうだけど、
やっぱりファンがみんな優しいよね。
どれだけケバい女子でも、いかつい男子でも、ライヴとか芝居に来る人間って、
みんなアーティストに優しい。
今日のライヴだって、メンバー同士のケンカっていう、バンド側の都合でライヴが中断されたのに、
みんな待ってるし、しょうがないなぁーって思ってる。
暑くてしゃーないヘルメットだって、みんな最後まで被ってた。
(ライヴは会場で配布されたヘルメット着用が義務付けられていた。)
ぃやぁー、しかし…
なんやかんや言いつつ、見てよかったなぁー。
かまってちゃんファンとは言わないけど、今日見たライヴは楽しかった。
ちばぎん、お疲れ様www