同居人谷崎より、新撰組の漫画を借りました、
ので、
以下、またまた幕末に想いを馳せています。
興味ねぇよ~、つきあっちゃいられねぇよ~、て方。スルーしてくださって結構です。
タイトルは、今聴いている曲。ASKAの「月が近づけば少しはましだろう」。
新撰組に限らず、死を決意した人たちの、なんと潔いことか。切ないほどに懸命で、胸が締め付けられるよ。
今はもう此処には居ない人たちだからこそ、その真意を汲み取ることはできないし、想像の範囲を超えることはないから、いかようにも考えられる。
だけど、今の36605みたいに、のんべんだらりと、ただ命を永らえているだけの人たちはいない。
みんな、信じたもののために命を懸けている。
最期はどうなろうと、負け戦と氣づいていても、そのためだけに命を燃やしている。
かっこいいよね。
うらやましい。
信じた思想のために、信じた人のために。己の為に。
土方先生の、近藤局長が亡くなったを聞いたときの喪失感はいかばかりだったのだろう。親しみ、信じ、思っていた人、共に戦い抜き、手に手をとって走り抜けることを決意した人が亡くなる。落胆と、悲しみはいかほどだったのだろう。計り知れない。
勝先生に、近藤局長の命を助けてほしいと嘆願したのに、それを断られたときの怒りは、悲しみは、ふがいなさは、 きっと、勝先生を殺したいほど憎んだに違いない。
それでも、自分を信じている隊士たちがいたから、きっと泣き言ひとつ云わなかったんじゃないだろうか。
そのプライドの高さを尊敬する。
つまらないことで片意地はって、それをプライドと振りかざすのとはわけが違う。
正直、本当に「幕末機関説 いろはにほへと」がなければ、新撰組に興味を持つこともないし、どうしてこんなに騒がれるのかわかんねぇよ、なにがかっこいいの?と思っていた。
サムライが好きだ、かっこいいよねッ
かなんか言ってるくせに、その実、歴史なんかにゃ I don't care.
サムライのなんたるかも知らずにいた。
髷を結って、羽織・袴に脇差をさしていれば侍。そんな、ガイコクジンみたいな認識。
いまだって、それに毛が生えた程度の知識しかないけど、それじゃファッション・パンクと変わらない。
所詮「いろは~」から派生したにわかファンで、ただのミーハーなのだけど、
ガイコクジン並みのファッション・サムライではなくなったのじゃないかな。
ま、幕末以外の歴史なんかにゃ、相変わらず I don' t care.なのだけど。
飄々とした粋な日本人になりたい。
侘び・寂びのわかる、粋な日本人。ちょっと頑固で、信念は曲げない。己の決めた道を究め、まっすぐに。後悔なんてしない。
だけど、今の36605は、曲げる信念すら持ち合わせていないから困る。極めるべき道も見つからない。
幕末の彼らを崇拝する人たちっていうのは、結局、みんなそこにかっこよさを見つけるんだろうね。
命を懸けるほど大事なものを見つけた彼らに憧れるんだろう。