「めぐみ‐引き裂かれた家族の30年」
「こいつぁ春から」
を観ました。
「めぐみ~」は、公開されているときから是非観たいと思っていたのだけど、
まぁ内容が内容だし、一人で観るもんでもねぇなぁ、と思っていたので、
今回観れてよかった。
GyaOさんで番組を観るようになって氣づいたのだけど、
36605、結構ドキュメントとかが好きらしい。
「めぐみ~」は北朝鮮に拉致された、横田めぐみさんのご家族を中心に、
そのほかの拉致された家族の悲しみ、戦いを描いたドキュメント映画で、
どうしてこれをテレヴィで放送しないのだろうか、と思った。
政府がこの映画の上映権を、配給会社から買い取ったと、最近ニュースで見た。
上映は、政府が主催・共催する場合に限り可能とのこと。
だったら、もっとたくさんの人に観てもらえるように、インターネットテレヴィでだけじゃなく、それこそNHKとか民放各局で放送すればいいのに。
正直、36605はこの問題に対して、それほど積極的じゃねぇし、
北朝鮮との問題に関しても、そこまで熱心じゃねぇ。
どっちかっていうと、「どーでもいいじゃん、適当に解決してよ」って思っていた。
適当に解決なんてできるかッ
当時の首相・小泉さんは、でもよくやったと思う。
めぐみさんは残念ながら、帰国することはできなかったけど、
でもすっげぇ進展だったと思う。
横田夫妻の信じる姿を見ていると、めぐみさんが元氣にしていることを、こっちも祈りたくなる。
この映画を撮った監督は、テーマは政治的なものではなく、【親の子供への大きな愛】だとインタヴューで語っている。
…折りしも本日、36605の元に親から年賀状が届いた。
正月は実家に帰らない子供に対して、親は風邪の心配をしていた。
もう、風邪はひいているし、実は今朝方、ちょっと発作も起きたんだ。
でも、子供である36605だって、親に心配をかけたくないし、
… 春には一回帰るよ。
真面目なドキュメンタリーを観たあとに、
NHK教育で「こいつぁ春から」を観た。
初芝居初日を迎えた歌舞伎座夜の部で上演された、「助六由縁江戸桜」
一回は観てみたかった演目で、しかも團十郎ッ
本当は海老蔵で観てみたかったんだけど、いやぁ~、まだまだ父上でイケますなッ
(父上、声が高ェけど・苦笑)
花道を通って本舞台に行くまで、7分、名乗りまで45分(苦笑)。
どんだけの時間が必要か。
しかし、さすがお家芸だけあって、助六がちょかっこいい。
さらに目を瞑ると、隈取がとてもかわいい。
助六は段違いにかっこよいのだけど、通人役の東蔵さんがすごくよかった
助六こと團十郎さんのことを、「お兄さん、どこかで見たことがある…昨年、パリの芸術劇場にいましたね」から始まり、フランス芸術文化勲章、紫綬褒章、菊地寛賞、各章受賞に至るまで並べ、
(父上苦笑い、かわいいーッ)
股をくぐる際には、頭に三升(成田屋の家紋)を染めた布を被るなど、
芸が細かいッ(笑)
助六だけではなく、兄:祐成が「股をくぐれ」と助六の真似をして命令したときは、「どんだけーッ」と言って会場を沸かせ、
去り際、花道では「でもそんなの関係ねぇッ」、さらには「オッパッピー」まで(爆笑)
伝統芸能である歌舞伎は、どこか敷居が高いと思われがち。
言い回しが難しいんでしょ、とか、しきたりがあるんでしょ、とか、
「歌舞伎観に行ったことあるんだよ」というと、必ず訊かれる。
でも、そんなこと全然ねぇんだよ。本当に、今日のこの公演みたいに、
すっげお茶目な演出があったり、衣装は美しいし、楽しいんだよ~。
時代物は言い回しが難しいけど、やっぱりかっこいいし、仕草がたおやかだし、日本の美がつまったものだと思う。
歌舞伎はいいよ~、おもしろいよ~
…あぁ、今年の連獅子は幸四郎と染五郎だったんだ。
私信 to なっちん
あけおめ~ッ
昨日のお祭り騒ぎに反し、本日は一人で寂しくテレヴィ鑑賞…(苦笑)。
明日も明後日も、毎日毎日テレヴィ鑑賞、テレヴィ鑑賞… お兄ちゃん、生きてる氣がしないよーッ
…マジ、明日どうしようかな…(苦笑)。
でわでわ。