一番ブログらなければいけなかったことを忘れて寝てしまった…
児童文学者、石井桃子さんが101歳で亡くなった。
姉と36605は、この人が翻訳した外国の児童文学を読んで大きくなったようなもので、
姉妹ともに、とてもショックを受けている。
石井さんが翻訳した文章は、
リズムがよくて、柔らかくて、夢に溢れるものだった。
もちろん、原作も素晴らしい作品なのだろうとは思うけれど、石井さんの翻訳でなければ、ここまで好きにはならなかっただろうな、という作品もたくさんある。
きっと、子供のために書いてくれたんだろうなぁ、と容易に想像できる。
語りかけてくれるような文章も好きだった。
もう、この方が翻訳した文章を読むことができないのだと思うと、とても寂しい。
一月末の朝日賞の贈呈式のスピーチで、石井さんはこうお話をされたという。
「朝日賞をいただいた人間ですと言ってこの世を去るよりも、六つ七つの星に、美しく頭の上を飾られて次の世に生きたいと思っています。」
きっと、石井さんの頭の上には、六つ七つどころか、
今まで石井さんのご本を読んで成長した子供の数だけ、たくさんの星が飾られることだろう。
ご冥福をお祈りいたします。
天国で、イヴォンヌがボールを投げただけで用意できてしまうご馳走を、三人の天使たちと一緒に召し上がってください。
ありがとうございました。