ハードボイルドとギャグを融合したエンターテインメント劇團・ファントマの「幕末殉教伝 イエス斬り捨て」を観に行ってきました＠池袋あうるすぽっと（島国日本演劇祭）
Axle「WILD ADAPTER」大阪公演でもらったチラシの一枚で、今回のファントマの公演を知る。
タイトルとコピーが面白くて、よしッ、行こう
と思ったのだけど、
うっかり泣いたわ（笑）。
うっかりパンフ買ったわ（笑）。
Axleの影響で、関西劇團ばっかり氣にしていたから、関東劇團の俳優さんなんてわからないので、
まぁ…観てよかったらチェックしよう～ぐらいの勢いだったのだけど、
最近36605が観に行きてぇなぁ～、なんて思っていた【演技の格闘技戦】アクトリーグ／ラッシュに出ている役者さんもいらっしゃったし、
氣になっていた役者さんも出てらっしゃったので、
得した氣分
ただ、やっぱり最初にAxleの「ピスメ」（新撰組のお話）を観ているので、
感想も「ピスメ」と比べてしまうんだよねぇ。
同じ幕末もの、ってことでちょいちょい登場人物が被っているから。
まぁまぁ、でも笑って泣いて、わくわくどきどきした舞台だったなぁ
【後日補足】
坂口さん、入谷さんのチームメイト（アクトリーグ／侍サンダース）でした…
これだからハマりたての知ったか（ぶり）は…
失礼をばいたしました…
幕末の物語を観に行ったくせにナンですが、36605、歴史はくわしくないです。
新撰組の成り立ちとか、江戸がどうして崩壊して明治に移行したのかとか、登場人物多すぎて覚えてられないのよ。
でも、まぁ…面白そうだし、舞台だから、その辺わかりやすく演ってくれんのかなぁ、と。
歴史的なことは、最後までよくわからなかったけど、
岡田以蔵がどうして人斬りと呼ばれるようになったのか、どれだけの人を斬ってきたのか、
龍馬さんとどんなかかわりがあって、どんな死にかた（殺され方）をされて、
…というのはなんとな～くわかった。
ステージは、36605も知っているほどの超有名事件、桜田門外の変から始まる。
始まる、のだけれど、
これがちょーーーーード派手演出（笑）。
井伊直弼の首を取った場面をアメリカン・フット・ボール
の試合に例えて、むっちゃ不謹慎（笑）。
そのあとに続く幕を使ったオープニングは、映画のオープニングを彷彿とさせる。
出演している役者さんが、ボイス・パーカッションやボイス・ベースで曲を作っていて、
それがちょかっこよかったなぁ～
ベーシストよかったなぁ～、かっこよかったッス。
衣装は、まんま袴を穿いていて、それは動きづらいんじゃねぇか
と思った。
殺陣をそんなに重要視してないのかな
そんなにうまくなかったし…
流れてるんだよねぇ、音もあってないところが多々見受けられたし。
Axleのかっこいい殺陣を観ているので、そこ流れちゃだめーッキメてーッ
みたいなとことがね…
なおさら思ってしまうんだよなぁ。
Axle、Team NACKS、ファントマと、三つの新撰組を観たけど、衣装はAxleが一番かっこよかったな。
龍馬さんがちゃんとブーツだったところは、おぉ～と思った。
龍馬さんに、結局は今回も惚れたのだけれど（苦笑）、
龍馬さんを演った役者さんが、ちょっと氣になっていた役者さん：坂口修一さんだったのには、
氣づいた瞬間、「ラッキー」と思った。
この役者さんはすごい役者さんで、月替わりで違う作家をゲストに迎えて、毎週火曜日に一人芝居をしていた役者さんなのよ。
太田さんの龍馬さんも、大泉洋さんの龍馬さんも好きだったけれど、
坂口さんの龍馬さんもかっこよかったなぁ～
太田さんの龍馬さんと、大泉の龍馬さんは、破天荒で底抜けに明るくて、とにかく漫画っぽかったんだけど、
坂口さんの龍馬さんは、すごく人間くさかったなぁ～。
よぉ笑うし、大きい声で話すし、楽しそうなのだけれど、
以蔵の言葉や武市の言葉に心配そうな表情をしたり、泣きそうになったり、
…ラストの、36605が思わず泣いてしまった、
ぐい呑みを置いて回るシーンで見せた、切なそうなんだけどすがすがしい笑顔だったり、
す～げェ人間くさくてよかったわ～。
その、何ヵ月後かに、自らも何者かに殺されてしまうのに。
でーもー、
土方歳三は柄さんで、山南は吉谷さんのがよかった
顔は柄さんより上瀧さん（土方役者さん）のが似てました、リアル土ィに。
あ、でも…NHK大河の山本耕史さんと堺雅人さんを入れてしまうと…
武市半平太を演っていた盛井さんと、田中新兵衛を演っていた副島さんを、最初同じ役者さんだと思って観ていた（苦笑）。
副島さんも観たかった役者さんなんだよな～。
副島さんの沖田総司も観てみたいッス目つきと殺陣がいいねぇ～。
以蔵役の保村さんも観たかった役者さんなのよね～。
アクト・リーグ常勝組。
いい役者さんでしたーかっこよかった～、かっこよかった～。
坂口さんとお二人、土佐弁も板についていましたよ
そして、36605の尊敬する勝安房守海舟を演ったのが、
…猫ひろし…
いや、勝ぁんは小せぇお人だったっつーから、別に背はいいんだ。
ただ、…猫ひろし、演技へただなァーッ
ビッッックリしたわッ
何言ってるかわかんないし、一番うまかったのが、猫の真似って…
小っさい、小っさい。
あ、でも生で「昇竜拳」と「ポーツマス」観れたよ。
ほかの役者さんがうまいぶん、ものっそいへッただった…
武市の割腹と、以蔵の最期はかっこよかったよ～。
武士だねぇ～、サムライだねぇ～、かっこいいわ～。
あの時代、…誰が正しくて、誰が間違っていたなんて、誰のことも責められない。
己が宿命に従っただけなんだよね…
信じたものこそ違えど、方向は違えど、やり方は違えど、
国をよくしようとしていたことに、相違はないんだよね…
龍馬さんと以蔵と武市。
みんなで酒の杯傾けて、歌っていたときが、一番幸せだったね。
ラストで、出演者全員で賛美歌を歌ったのだけど、
龍馬さん役の坂口さんが、最後まで龍馬さんで、ちょーーー笑顔で歌っていた。
以蔵にちょかい出したり。保村さんはそれを以蔵のまま受け流していて、微笑ましかった。
ひじぃはあんまちゃんと歌ってなかった（笑）。
合唱コンクールの男子みたいだった。
ただ
島国演劇祭のファントマの参加テーマは「宗教」で、
「政治」「幕末」ではないはずなのですよ。
あんまり宗教からんでねぇような氣ぃしたなぁ～。
だったら、余程「WA」のが宗教っぽかったよ。
「幕末殉教伝」、ではなかったよ。
イエスッ、斬り捨て
、ではあったけれど。
明里のことを、散々みんな「ブス」「ブス」言っていたけど、
…それってAxle「ピスメ」では貴生ちん…
Team NACKSでは、土ぃ＝龍馬さんマジックにやられたけど、
ファントマでは、芹沢鴨＝ジョン万次郎マジックがッ（笑）
んなアホな
まぁ、でもファントマという劇團よりも、
今回出演した役者さんのほかの出演作品が観たいなぁ…
保村さんと坂口さんと副島さん。
や、でも、
楽しかったです。
観てよかったなぁ～
アンケートを書く時間がなかったので、書いてこなかったけど、
楽しませてもらいました。
役者さん全員声が出ていたし、ちょいちょいカんだり、セリフ忘れたなぁ…って明らかにわかった役者さんもいたけど、
いい～舞台でしたよ～
これで、三週間の観劇強化月間は終了です。
…本当、図らずも、今月は毎週末に観劇してたなぁ～（笑）。
4月6日のAxle「WILD ADAPTER」2回戦、
4月13日の娯楽園プロデュース「魔界爆発-The Rolling Thunder!!-」DVD観戦、
そして昨日のファントマ観劇。
来週はなんもないからなぁ～。
…「ピスメ」は…いつDVDになるんですか（笑）
いや、つーか待ってますよ、制作さん、吉谷さん
