日本科学未来館へ行って参りました。
シアターガイアで特別上映されているプラネタリウム作品、
「暗やみの色」
を観に、聴きに。
2005年に上映されたこの作品が、9/1-11/23まで特別上映されています。
当初、10/2までだったので、9月中に馳せ参じたところ、
予約が一杯で入れなかったので、今回はリヴェンジ。
投影星数約500万個というスーパープラネタリウム、
MEGASTAR-Ⅱの映し出す星空に、
7/28に急逝したレイ・ハラカミ氏の繊細な音楽と、
クラムボンの原田郁子さんが解説文と谷川俊太郎さんの詩を朗読するというプログラム。
番組が始まる前は、
おつきあいいただいた齋藤先生がわたくしの席のリクライニングを操作し、
わたくしが意図せず倒れてしまったりと、爆笑ハプニングがあったものの、
番組が始まり、
天井に無数の星が広がると、シートも壁も齋藤先生も…
なにもかも消え去り、宇宙に放り出されたかのような孤独感、恐怖感。
嗚呼、
星屑のひとつの氣分はこんな感じ?
(オーベイビースターダスト)
同じような恐怖を感じた幼児が泣き始め、
後ろの席のお姉さんがイラついた声で文句を言い、
郁ちゃんの声とハラカミさんの音で落ち着きを取り戻しました。
ハラカミさんの音楽は、
紛れもなくハラカミさんの音楽で、
満天の星空を見上げながら、
孤独にレジ打ちしてる姿を思い出し、
これぞハラカミさん、ていう部分を見つけてはニヤニヤしながら、
ちょっと泣きました。
番組の最後、エンドロールが流れている背景の星空では、
遊ぶように流れ星が紺色の空を行ったり来たりしていて、
なぜそう思ったかはわからないのだけど、
ハラカミさん・U-Zhaanさん・旅人さんを重ねました。
シューティンスターベイベー。
危惧していた通り、
一緒の回を観た小学生たちが途中から飽きてきたらしく、
うぇっせぇかったり、
序盤に泣きはじめた幼児が終盤にまた泣き始めたり、
決して心行くまで堪能できたとは言い難いけれど、
あの美しい音、
心安らぐ音、
柔らかい音、
ハラカミさんの音、…
聴けてよかった。
暗闇に広がる、ハラカミさんの色。